KAZU1000’s blog 阪本研究所 SK laboratory

阪本研究所 SK laboratory 代表 Kazuyoshi Sakamoto 旅行・社寺巡り・古墳調査・じゃらん旅行記

【阿遅速雄神社】(あちはやをじんじゃ)大阪市鶴見区

【阿遅速雄神社】(あちはやをじんじゃ)大阪市鶴見区

 

延喜式神名帳に記されている式内社で、旧社格は、郷社。江戸時代の頃は八剣神社と称されていたが、延喜式式内社の比定を行った並河誠所により、当社が延喜式における阿遅速雄神社にあたるとして、「阿遅速雄社社号標石」をおいた。それ以降、阿遅速雄神社と呼ばれるようになった。阿遅鉏高日子根神(あぢすきたかひこね)を主祭神とする。
八劔大神(やつるぎだいじん)を配祀する。社伝によれば、祭神の阿遅鉏高日子根神は摂津国に降臨し土地を拓き、民に農耕の業を授けたと伝わる。この地の守護神として祀られたという。
起源は、668年(天智天皇7年)に発生した草薙剣盗難事件の際、新羅の僧・道行が草薙剣を持って船で新羅に逃げ帰る時、突然の嵐に巻き込まれ、これを神罰と恐れをなして、途中の河口に放り投げられ、その後、草薙剣は里人により拾われ、この神社に一時納められたのが創始と伝わる。そして、草薙剣は無事に熱田神宮に返還されたと伝わる。
明治時代に浪速鉄道(現:片町線)建設の折に現在地に遷座した。

 

所在地: 大阪府大阪市鶴見区放出東3丁目31−18

 

 

(撮影:2017/10/1)