KAZU1000’s blog 阪本研究所 SK laboratory

阪本研究所 SK laboratory 代表 Kazuyoshi Sakamoto 旅行・社寺巡り・古墳調査・じゃらん旅行記

【大山咋神社】(おおやまぐいじんじゃ)藤井寺市

大山咋神社】(おおやまぐいじんじゃ)藤井寺市

 

藤井寺市北條町の「黒田神社」から歩いて5分程のところに、【大山咋神社】(おおやまぐいじんじゃ)があります。また、養源寺が隣接しています。標石には次のように縁起が書いてあります。

 

大山咋神社御縁起
古事記によれば、須佐之男命の子、大耳神が父で母は天知迦流美豆比売である。大山咋神おおやまぐいかみの亦の名は、山末之大主神とある。神は近淡海国の日枝の山に坐し、亦葛野の松尾に坐して鳴鏑を用つ神なりとある。
近淡海国の日枝の山は近江の国の比叡山で葛野の松尾は山城の国の松尾山である。鳴鏑は鳴鏑のつた矢のことで雷神の象徴である。
このことから大山咋神おおやまぐいかみは比叡山松尾山の頂く居ます地主神で山林農耕を司る神であると共に雷神水神としての性格を持ち合わせた神でもある。
江戸時代初期に近江国坂本の日吉大社ひよしたいしゃの分霊を勧請したと伝えられるが、大和川、石川の水運で水害から安全と農作物の豊作を祈念しての奉祀と推察される。
本殿は春日造り石燈篭に天保七年の銘がある。境内の七尾樟(現在は二本)は有名である。
神のお使いとしての動物は猿である。隣の養源寺と神宮寺の形式であったが、明治元年神仏分離令によって独立した。明治四十年北条地区の黒田神社くろだじんじゃに合祀されたが、昭和三十一年復社し、船橋地区の氏神となった。』

 

 

 

住所:大阪府藤井寺市船橋町5−6

 

(撮影:2017/10/24)