【平群坐紀氏神社】(へぐりにますきのうじじんじゃ)奈良県生駒郡
【平群坐紀氏神社】(へぐりにますきのうじじんじゃ)奈良県生駒郡
式内社(名神大)で、旧社格は村社。単に紀氏神社ともいう。
現在は天照大神・天児屋根命・都久宿禰・八幡大菩薩を祭神としている。社名は「平群に鎮座する紀氏の氏神の社」の意で、紀氏もしくは平群氏の末裔である紀船守が、祖神の平群木菟宿禰(へぐりのずくのすくね)を祀ったものであった。延喜式神名帳では名神大社に列している。中世には春日神を祀り「春日神社(春日大明神)」と称しており、近世には天照大神と八幡大菩薩が祀られていた。現在の祭神は、過去に祀られたことのある全ての神である(都久宿禰は平群木菟宿禰のこと)。
近世には「辻の宮」または「椿の宮」とも称された。当社は元々、現在地より2kmほど南の「椿井」にあったものと見られている。
明治6年(1873年)村社に列した。
所在地 :奈良県生駒郡平群町上庄字辻の宮3
アクセス :元山上口駅より徒歩20分
(撮影:2017/10/28)