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阪本研究所 SK laboratory 代表 Kazuyoshi Sakamoto 旅行・社寺巡り・古墳調査・じゃらん旅行記

【宝山寺】(ほうざんじ)奈良県生駒市門前町 (5/7)

宝山寺】(ほうざんじ)奈良県生駒市門前町

 

生駒聖天(いこましょうてん)とも呼ばれる。山号は生駒山(いこまさん)。1678年に湛海律師によって開かれた。
本尊は不動明王鎮守神として歓喜天(聖天)を聖天堂(天堂)に祀っている。真言宗十八本山13番、仏塔古寺十八尊第十五番。

 

生駒山は伝承によれば斉明天皇元年(655年)に役行者が開いたとされる修験道場で、空海弘法大師)も修行したと伝わる。その当時は都史陀山 大聖無動寺(としださん だいしょうむどうじ)という名であったという。
江戸時代の延宝6年(1678年)に湛海律師が再興し、歓喜天を祀った。この時が事実上の開山と思われる。
江戸時代には、宝山寺は商売の神として大阪商人の信仰を集めた。京都の皇室や江戸の徳川将軍家郡山藩主柳沢家からの祈願もあり、聖天信仰の霊場として名高い。1918年には日本最初のケーブルカー、生駒鋼索鉄道(現、近鉄生駒鋼索線)が敷設されるほどだった。現在でも年間300万人の参拝客を集めるとされる。麓から続く参道の階段は奥の院までを含めると1000段余りあり西日本有数の規模を誇る。宝山寺のある霊峰・生駒山には宝山寺以外にも在日韓国人系のシャーマニズム信仰の場(朝鮮寺)が多く集まっている。

 

所在地: 奈良県生駒市門前町1番1号
アクセス:近鉄生駒鋼索線宝山寺駅、又は梅屋敷駅

 

 

(撮影:2017/11/4)